人工膝関節置換術後の復職について

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人工膝関節置換術の件数が年々増え、

年間10万人近くなっています。

 

 

また、

人工膝関節の素材やデザインの進歩から

術後の長期成績が改善され、

若くして人工膝関節置換術を受けられる方も増えてきています。

若くして人工膝関節置換術をされた方は、

仕事をしている方もいるので、

人工膝関節置換術後に

復職を希望する方も少なくありません。

 

 

人工膝関節置換術後の復職については、

術後17-60%の方が

部分的もしくは全く復職されないと言われていています。

(つまり4-8割くらいの方が完全に復職されているようです。幅がありますが。。。)

 

 

では、

どのような方が復職できて、

復職するためには、

どのような要素(可動域、筋力、身体機能、術前の運動習慣等)が

必要なのでしょうか。

 

 

今回は、術前の活動性と術後の復職との関係についてです。

 

 

266人を対象として、

そのうち、

術前の身体活動は、

術前に5日/週身体の状況に応じて運動していた方が141名(54%)、

術前に3日/週ハードな運動を行っていた方が42名(16%)でした。

 

この266人のうち、

術後に完全に職場に復帰した方は、

178名(67%)でした。

また、

部分的に復職された方は、

59名(22%)でした。

一方、

29名(11%)が復職されませんでした。

 

術前の身体活動状況と術後の復職の関係ですが、

両項目には関係性が認められませんでした。

つまり、術前の身体活動状況は術後の復職に影響がありませんでした。

 

 

 

今回は、

術前の身体活動状況と術後の復職との関係が認められませんでした。

術前の身体活動と復職について関係性が認められなかったことは、

身体活動以外に、

膝の機能、

通勤手段や仕事内容、社会的地位、家庭環境、収入等

色々な要素が影響してくると考えられます。

ただ、

今回の結果では術前働いていた方のうち

60%以上が完全に復職したということは、

過去の報告の範囲内(4-8割が復職)であり、

おおよそ、6割くらいの方は人工膝関節置換術後に復職が可能と考えられます。

 

 

今後、復職希望の方を担当した際には、

人工膝関節置換術をしたからといって

復職ができないというわけではなく、

復職できる可能性が大きいことを

伝えてあげてもいいのではないでしょうか。

 

 

合わせて読んでおきたい記事:  TKA後の膝立ち(kneeling)が可能な割合
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